©2021 SENJIRO

2020年より始動した“はさがけ”をシンボルに新潟県新発田市より発信するこだわり農業

〒959-2303
新潟県新発田市切梅
CONTACT
MAP

始まる稲作!苗作り

2022/4/30

春が来ると始まる農作業。
今年も田植えに向けて、育苗がスタート!

仙次郎では、うるち米のコシヒカリと、
もち米のこがねもちの2種類の苗を育てます。


▼お米の種となる種籾を浸水し、発芽の準備をします。




浸水を始める時期はもちろん、温度管理などは
まだまだ先代の仕事です。
長年の経験と勘で、いい塩梅になるよう浸します。



▼苗箱に、土を詰めていくその名の通りの「土詰め作業」

苗を育てるために、苗箱の準備を進めます。

土詰めをしてくれる機械へと、苗箱を入れていく。

機械は、一定の量の土を苗箱に入れて、
土の厚みが均等になるように、ローラーでならす。



土の詰め終わった苗箱を、ひたすらに作業場に積み重ねていく。



この工程を、1時間に300枚のペースで
必要となる苗箱の数のぶんだけ行います。



▼種籾を苗箱に撒く「すず播き作業」

土詰めをした苗箱に、すずと呼ばれる種籾を播いていきます。

土詰めの機械に、水を撒く機械とすずを播く機械を取り付けて、
土詰めの時よりながーくなった機械を使う。

そこに、土を詰めた苗箱を入れていく。

乾いた土の上に、水が撒かれる



土がその水を吸水し、その上に満遍なくすずが播かれる



すずの上に覆土といって、もう一度土がかぶさる

それらをハウスへ運んで、1枚ずつハウスへ並べます。






かつての新潟では、4月の気候は寒すぎて、
育苗機という、苗の発芽を促進するために、温度管理ができる機械などを使っていました。
最近では、気候の変化もあり、ハウスでも育苗が可能になりました。


気候や機械の発達など様々な状況に合わせて
少しずつ変化する、農業の手法。
便利になったり、自然が左右する部分が増えたりしますが、
いつまでも忘れたくない「手間暇」がそこにあるなと感じる作業です。


ハウスに並べた苗箱が育ち、田に植えられ、
秋には立派に穂をつけて。
はさがけされたお米たちが、みなさんに届くまで、あと約5ヶ月。
しばし、お待ちを!!!!